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前庭神経炎

前庭神経炎|突然の激しいめまい・吐き気が続く原因と対策

この記事でわかること

「突然、周囲がぐるぐる回るような激しいめまいが起こった」「横になっていてもめまいが続く」「吐き気が強く、立ったり歩いたりすることが難しい」といった症状はありませんか。

前庭神経炎は、身体のバランスに関係する前庭神経の働きが急に低下することで、強い回転性めまいが起こる病気です。

めまいは数時間で完全に治まるとは限らず、強い症状が数日間続いたあと、ふらつきや不安定感が数週間以上残ることもあります。

また、激しいめまいが起こると、吐き気・嘔吐・冷や汗・動悸などの自律神経症状を伴うことがあります。

この記事では、前庭神経炎の特徴や自律神経との関係、受診の目安、回復期の日常生活で気をつけたいポイントについて解説します。

危険レベルと受診の目安

危険レベル:●●●●〇

前庭神経炎そのものは生命に直接関わる病気ではありませんが、突然起こる強いめまいは脳梗塞などでもみられるため、初めて激しいめまいが起こった場合には自己判断しないことが重要です。

特に、ろれつが回らない、手足の麻痺やしびれ、物が二重に見える、激しい頭痛、意識の異常などを伴う場合には、中枢神経の病気を考える必要があります。

状態:突然の激しいめまいに加えて、ろれつが回らない、片側の手足が動かしにくい・しびれる、物が二重に見える、激しい頭痛、意識の異常などがある。
目安:脳梗塞など緊急性の高い病気の可能性があります。
行動:●●●●●:救急要請を含め、速やかに医療機関を受診してください。
状態:突然強い回転性めまいが起こり、吐き気や嘔吐を伴って長時間続いている。
目安:前庭神経炎などの急性前庭障害の可能性があります。
行動:●●●●〇:耳鼻咽喉科や神経内科などの医療機関を受診しましょう。
状態:強いめまいは改善したものの、歩いたときのふらつきや頭を動かしたときの不安定感が残っている。
目安:前庭機能が回復していく過程で症状が残ることがあります。
行動:●●〇〇〇:転倒に注意しながら、医師の指示に従って経過をみましょう。

症状チェック

  • 突然、周囲がぐるぐる回るような強いめまいが起こった。
  • めまいが長時間続いている。
  • 吐き気や嘔吐を伴う。
  • 立ったり歩いたりすると大きくふらつく。
  • 頭を動かすとめまいや不安定感が強くなる。
  • 冷や汗や動悸を伴うことがある。
  • 強いめまいが改善した後もふらつきが残っている。
  • 通常、強い難聴や耳鳴りは主症状としてみられない。

前庭神経炎の原因

前庭神経炎では、内耳から脳へ身体の傾きや動きの情報を伝える前庭神経の機能が急に低下します。原因は完全には解明されていませんが、ウイルス感染やその後の炎症などが関係している可能性が考えられています。

原因1:前庭神経の機能低下

左右の内耳から脳には、身体の向きや動きに関する情報が送られています。一方の前庭神経の働きが急に低下すると、左右から送られる情報に大きな差が生じ、脳が身体や周囲が動いているように認識して強いめまいが起こります。

原因2:炎症などの関与

前庭神経の機能が低下する詳しい仕組みはまだ完全には分かっていません。風邪のような症状のあとに発症することがあるため、ウイルス感染や炎症反応などが関係している可能性が考えられています。

原因3:めまいによる自律神経反応

前庭系は自律神経とも関係しているため、強いめまいが起こると吐き気、嘔吐、冷や汗、動悸などが現れることがあります。

そのため、前庭神経炎では「めまい」だけでなく、胃がムカムカする、汗が出る、心臓がドキドキするといった身体症状を強く感じる場合があります。

自宅でできる生活ケア

  • 急性期の激しいめまいでは無理に動かず、安全を確保する。
  • 転倒しないよう、立ち上がりや歩行には十分注意する。
  • 嘔吐がある場合は脱水に注意する。
  • 強いめまいがある間は自動車や自転車の運転を避ける。
  • 症状が落ち着いてきたら、医師の指示に従って少しずつ身体を動かす。
  • 回復期には必要に応じて前庭リハビリテーションを行う。
  • ふらつきが長く続く場合は再度医療機関へ相談する。

急性期には症状を抑えるため安静が必要になることがありますが、回復期まで長期間まったく頭や身体を動かさないことが必ずしも良いとは限りません。

症状が落ち着いた後は、医師や専門家の指導のもとで視線や頭、身体を動かす前庭リハビリテーションを行い、脳が左右の前庭機能の違いに適応していく「前庭代償」を促すことがあります。

うえむら整体院でできること

突然起こった強いめまいについては、まず医療機関で原因を確認することが最優先です。前庭神経炎の診断や急性期の治療は医療機関で行います。

うえむら整体院では、医療機関で必要な検査・治療を受け、急性期を過ぎた方を対象に、その日のめまいやふらつきの程度、姿勢、呼吸、首や肩を含めた身体の緊張状態などを確認します。

めまいが残っている場合には、急な頭の動きや体位変換によって症状が強くならないよう安全に配慮しながら、身体の状態を整え、自律神経が働きやすい身体づくりをサポートします。

まとめ

前庭神経炎は、身体のバランスを脳へ伝える前庭神経の働きが急に低下することで、突然の激しい回転性めまいが起こる病気です。

強いめまいに伴って、吐き気、嘔吐、冷や汗、動悸などの自律神経症状が現れることもあります。

また、激しいめまいが治まったあとも、ふらつきや身体の不安定感がしばらく続くことがあります。

一方で、突然の強いめまいは脳梗塞などでも起こるため、初めて経験する激しいめまいや神経症状を伴う場合は自己判断せず、速やかに医療機関で適切な評価を受けることが大切です。

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