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パーキンソン病の自律神経障害

パーキンソン病の自律神経障害|便秘・立ちくらみ・排尿障害が起こる原因と対策

この記事でわかること

パーキンソン病というと、手足の震え、身体のこわばり、動作の遅さなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、パーキンソン病では運動症状だけでなく、便秘、立ちくらみ、排尿障害、発汗異常などの自律神経症状が現れることがあります。

これらは「非運動症状」と呼ばれ、生活のしづらさや転倒、睡眠の質、服薬の効き方にも影響するため、見過ごさないことが大切です。

この記事では、パーキンソン病に伴う自律神経障害の症状、原因、医療機関へ相談する目安、生活上の注意点について解説します。

危険レベルと受診の目安

危険レベル:●●●●〇。

パーキンソン病に伴う自律神経障害は、神経内科での評価と治療が必要な症状です。症状が軽く見えても、転倒、脱水、排尿障害、腸閉塞などにつながる場合があるため、主治医へ具体的に伝えましょう。

状態:失神、意識が遠のく、転倒を繰り返す、胸痛や強い息苦しさがある。

目安:重い血圧低下や心臓・脳の病気を確認する必要があります。

行動:●●●●●:速やかに医療機関へ。

状態:尿がほとんど出ない、強い下腹部痛、激しい腹痛、嘔吐、便やガスが出ない。

目安:尿閉や腸閉塞などの可能性があります。

行動:●●●●●:早急に医療機関へ。

状態:立ちくらみ、便秘、頻尿、発汗異常が続き、日常生活に影響している。

目安:病気や薬の影響を含めた評価が必要です。

行動:●●●●〇:神経内科の主治医へ相談。

状態:パーキンソン症状の早い段階から、強い血圧低下や排尿障害が急速に進んでいる。

目安:ほかのパーキンソン症候群との区別が必要な場合があります。

行動:●●●●〇:神経内科で詳しい評価を受ける。

症状チェック

パーキンソン病の自律神経障害は、血圧、胃腸、排尿、発汗、体温調節など、身体のさまざまな働きに影響します。

  • 立ち上がった時にめまいや立ちくらみがする。
  • 食後や入浴後に身体がだるくなる。
  • 便が硬い、排便回数が少ない、出し切れない。
  • 胃もたれ、早い満腹感、吐き気を感じる。
  • 頻尿、夜間頻尿、尿意切迫、残尿感がある。
  • 汗が多い、または汗をかきにくい。
  • 暑さや寒さへの対応が苦手になった。
  • 唾液がたまる、飲み込みにくいと感じる。
  • 性機能の低下を感じる。

パーキンソン病で自律神経障害が起こる原因

パーキンソン病では、運動を調節する神経だけでなく、血圧、腸、膀胱、汗腺などを調節する自律神経の働きにも変化が起こります。

原因1:自律神経系への病気の影響

パーキンソン病に関係する神経変性は、脳だけでなく、末梢の自律神経や消化管の神経にも影響すると考えられています。

そのため、便秘などの症状は、震えや動作の遅さが目立つより前から現れる場合があります。

原因2:起立時の血圧調節が不十分になる

通常は立ち上がると血管が収縮し、脳への血流が保たれます。

自律神経の調節が低下すると、立った時に血圧を十分に保てず、めまい、ふらつき、目の前が暗くなるなどの起立性低血圧が起こります。

原因3:薬や生活環境の影響

パーキンソン病の治療薬や降圧薬などが、血圧低下、便秘、排尿症状に影響する場合があります。

また、水分不足、運動量の低下、長時間の臥床、暑い環境、飲酒、入浴などによって症状が強くなることもあります。

薬を自己判断で中止・減量せず、症状が出る時間と服薬時間を記録して主治医へ伝えることが大切です。

自宅でできる生活ケア

生活ケアは症状を軽減する補助になりますが、持病や心臓・腎臓の状態によって適切な方法が異なります。主治医と相談しながら行ってください。

  • 起き上がる時は、横向き、座位、立位の順にゆっくり動く。
  • 立つ前に足首を動かし、ふくらはぎを軽く収縮させる。
  • 医師から制限されていなければ、こまめに水分を取る。
  • 熱い風呂、長風呂、急な温度変化を避ける。
  • 便秘対策では、水分、食物繊維、適度な運動を見直す。
  • 排便を我慢せず、毎日同じ時間にトイレへ座る習慣をつける。
  • 排尿回数、便通、血圧、転倒、服薬時間を記録する。
  • 夜間の移動経路を明るくし、転倒しにくい環境を整える。

水分や塩分を増やす方法は、起立性低血圧の対策として提案されることがありますが、高血圧、心臓病、腎臓病がある方には適さない場合があります。必ず医師の指示を確認してください。

うえむら整体院でできること

パーキンソン病と自律神経障害の診断、薬の調整、便秘・排尿障害・起立性低血圧の治療は、神経内科を中心とした医療機関で行います。

うえむら整体院では、パーキンソン病そのものを治療するのではなく、医療機関での管理を前提として、身体のこわばり、姿勢、呼吸、活動量低下などに対する身体面のサポートを行います。

立ち上がりや歩行に不安がある場合は、急な姿勢変化を避けながら、安全性を優先して施術や運動方法を調整します。

症状が出る時間、食事、排便、排尿、服薬との関係も確認し、医療機関へ伝えるべき情報を整理しながら、日常生活を送りやすい身体づくりを支えます。

まとめ

パーキンソン病では、運動症状だけでなく、便秘、起立性低血圧、排尿障害、発汗異常などの自律神経障害が起こることがあります。

失神、転倒、尿が出ない、激しい腹痛や嘔吐などがある場合は、早急な医療対応が必要です。

症状には病気そのものだけでなく、薬、水分不足、運動量、食事、入浴なども関係するため、症状と服薬時間を記録して主治医へ伝えましょう。

薬を自己判断で変更せず、神経内科での治療と生活環境の調整を組み合わせることが大切です。

うえむら整体院では、医療機関での管理を前提に、姿勢、身体のこわばり、呼吸、活動量などを整える補助的なサポートを行います。

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