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ギックリ腰の原因と改善方法

吹田市片山町にあるうえむら整体院の上村です。

 

本日はギックリ腰(急性腰痛症)について解説します。

 

前触れもなく、突如腰に激しい痛みが発生するギックリ腰は、腰を強く叩かれたような痛みを発することから、「魔女の一撃」とも呼ばれています。

 

今日はそんなギックリ腰の原因と症状、改善方法について解説します。

目次

ギックリ腰とは

まずはギックリ腰とはどういうものなのか、その原因と症状について詳しく解説いたします。

また強い痛みがある場合、ギックリ腰ではなくもっと重大な疾患が隠れている事もあるので、その見分け方もお話ししていきます。

原因

ギックリ腰の原因は、広い括りで考えると「全身の筋疲労」ということになります。

全身の筋疲労の結果、

・筋力低下
・柔軟性低下
・筋肉の過緊張

などが発生し、その結果、

・不良姿勢
・身体の歪み
・関節可動域の低下

を招き、そういった歪みが限界を超えた時に、ちょっとした動作(前屈、重たいものを持つ、しゃがむ)などだけで強い痛みを発生します。

またこれらは運動器(筋肉や関節)だけで考えた時の話であって、もちろん全身の筋疲労を起こす原因は他にもあります。それが

・ストレス
・内臓疲労
・ハードワーク

などになります。これが、全身の血流を阻害し、筋肉への血流量が減る事で、全身の筋疲労が引き起こされます。

重大な疾患が隠れていないか?

また、最も注意すべきなのは、筋肉の疲労以外にも重大な疾患が隠れていて、ギックリ腰のような症状が発生しているケースです。

例えば、腹部大動脈解離や腹部大動脈瘤などです。特に腹部大動脈解離は、背中に杭が刺さるような激しい痛みが発生するので、ギックリ腰との区別がつきにくくなります。

また、急性膵炎や胆石症、胆嚢炎、腎結石、尿路結石などでも、強い痛みを発することがあります。

これらのような運動器以外の症状とギックリ腰との違いを見分ける基準として考えるのは、「じっとしていても痛いか?」ということです。

運動器(筋肉、関節)の問題だけであれば、動いた時の痛みが主になるはずです。

そうでなくじっとしていも強い痛みを感じるのなら要注意です。もしかしたら内科的な問題が隠れているかもしれません。

※ギックリ腰の場合は、ちょっとでも動かすと激しく痛いので、少し区別がつきにくくなるので、わかりにくい場合は専門家に相談することをお勧めします。

症状

主な症状は

・とにかく痛い
・寝返りが打てない
・起き上がれない
・脚に力が入らない
・同じ姿勢を続けられない

など、とにかく痛みが原因でほとんどの動作が阻害されます。

発症から3日間くらいは強い痛みで動けないことが多く、その後は徐々に寛解します。

症状が残ると慢性腰痛となるので、適切な処置のもと、しっかり治しきることが重要です。


また上述した腹部大動脈解離が考えられる腰痛の場合、腰痛の他に腹痛、下血、肝機能障害など様々な症状を感じる事があります。

じっとしていても腰痛を感じ、腹痛や下血、肝機能障害など症状も同時に見受けられる場合は、腹部大動脈解離を疑うべきかもしれません。


改善方法

ギックリ腰になった時、運動やストレッチ、セルフケアで改善できるのでしょうか?

腰の痛みが強すぎてほとんど動かず過ごされる方も多いギックリ腰ですが、ずっと動かない、安静にするというのは正解なのでしょうか?

ここではギックリ腰になった時の適切な対応を紹介致します。

運動療法

ギックリ腰の急性期は、痛みが強くて動くことができません。したがって、発症から2〜3日は安静にせざるを得ません。

しかし、その後も全く動かないというのは、治りが遅くなる原因になってしまいます。

ベッド(布団)から自力で立ち上がれるようになるのを目安に、動作の訓練を行います。

具体的には痛みの出る動作を中心に、

・寝返り動作
・起き上がり動作
・座位で前屈動作
・座位で後屈動作
・座位で捻り動作
・立ち上がり動作
・足踏み動作
・歩行

など、順番に行い、痛みの強い動作は無理せず行います。

どれも動作の痛みが軽減してくれば、その後はできるだけ普段通りの生活をしていきましょう。


またギックリ腰を繰り返している方で、痛みがないときの予防としての運動は、疲労の蓄積を考慮して頻度は多くても週に2回までにとどめましょう。

たくさん運動した方が治りそうな気もしますが、その運動によってかかった負担が回復する時間を考えると、頻度が多くてもあまり効果的とはいえません。

運動の内容としては前回慢性腰痛の運動療法でお話したような筋トレやストレッチを行いましょう。

下にリンクを貼っておきますのでそちらを参考にしてください。

セルフケアの必要性について

ここまででも少しお話ししましたが、ぎっくり腰は全身の筋疲労が原因となるため、痛みが出てしまってからのケアというより、出る前のケアが重要です。


痛みの出る前のケアとして最も重要なのは、“体温を上げる”ということです。

体温が上がるということは免疫力の向上を意味します。つまり根本改善に必要な働きを高めることを意味します。

体温が36.5度から35.5度に1度下がるだけで、体内の免疫機能や組織の修復に関わる白血球は働きにくくなくなるといわれています。

そうなると組織の修復が追いつかなくなり、身体の疲労はどんどん溜まっていきます。

では具体的にどんな方法があるのでしょうか?具体的に次の項で説明します。

体温を上げる方法

体温を上げるためには以下の方法が効果的です。

・天然の塩で深部体温を引き上げる
・15分以上の入浴
・日中(特に午前中)は外に出て日の光を浴びる


どれも身体を目覚めさせ、深部体温を引き上げます。簡単なのでまずはこの辺りから始めてみましょう。


さらに、もっとできる方は食事についても、もう少し見直しましょう。

東洋医学の陰陽論を用いて考えると、もう少し根本改善に近づきます。

陰陽論とは、東洋医学の考え方の一つで、陰と陽、すなわち裏と表、影と光、黒と白、冷と温、冬と夏、、。つまり、裏表の関係となる2つで、この陰陽によって物事はすべて表せるといわれています。

食においての陰陽で、あなたの体温に変化を与える食材にも、あなたの身体を冷やすものと温めるものに分けられます。

陽の強い食べ物は体温を上げるということになります。例えば

・天然の海塩
・肉類
・魚類
・醤油、味噌、梅干し
・玄米
・根菜類(細長いもの)
・野草

などがそれに当たります。

注意して欲しいのは、ここに書いたものが“身体に良い”ということを言っているのではないということです。


例えば、肉は陽が強いので身体を温めますが、同時に酸も強いので食べすぎると病気の元にもなります。

この辺りをごちゃ混ぜに考えていると、肉は身体に良いとする食事法の「MEC」と逆に肉が身体に悪いとする食事法(思想)の「ヴィーガン」の考え方の違いがわからなくなります。

要するに食べ過ぎは良くないけど、身体を温めるから少量ならとっても良いということですね。

また天然の塩は、にがり(マグネシウム)が多いものはお腹を下しやすくなりますが、にがりが多い方が陽が強く身体をしっかり温めます。

普段から摂取する分には、にがりの少なめのものでもいいかもしれませんが、身体の痛みや不調が出てきてからはにがりの多いものを摂取してもいいかもしれません。

ちなみに身体を冷やす「陰」な食べ物の代表は以下です。

・砂糖
・コーヒー
・果物
・大豆
・夏野菜
・水
・薬味、香辛料
・お酒

などなど色々あります。食べ過ぎていないか見直すだけでも、身体を冷やすのを防げるかもしれません。

まとめ

今回はギックリ腰について解説しました。

まとめると、

・ギックリ腰の原因は全身の筋疲労からくる歪みや機能低下
・症状の出方によって重大な疾患がないか見極める
・セルフケアは普段からの運動と体調管理が重要

といったことになります。体温をしっかり維持して、体力を維持し、疲労の蓄積をできるだけ減らすことが、ギックリ腰対策になります。

なってしまってからではできることが少なくなってしまいます。なので、今回の記事を参考に、普段から疲労の蓄積を減らしていきましょう。

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